綴って来た、私の長~いゴルフの歴史ですが、今回が最終話です。
バブル期には当社生産の3割も占めていたのに、近年は海外製のスニーカータイプにすっかり押されて今となっては、ほんのわずかの愛好家たちしか履かなくなってしまった革製のゴルフシューズ。そもそもは、ほんの少しでも良いのでその復権をとの思い出書き出したのです。
かなり難しい事だとは最初から合点承知の助です。
ガンダムチップと名付けて作った最新作。社内からは大正製薬チップではと・・・。
ゴルフにおいての道具の進化は目覚ましく、今やウッドと呼ばれているもので木製のものは一切ありません。スコアを追求するが目標の一つですが、他人よりかっ飛ばし距離を稼ぐという醍醐味が何と言っても魅力なのです。スコアが良くなり、飛びそうな道具が発売されれば欲しくて仕方ないというのが、一般的なゴルファーの心理です。
だがしかし、ですよ、靴のおかげでパットが良く入るようになったり、ボールが飛ぶようになったりするのでしょうか?もしそんな機能を謳っているシューズがあるとしたらかなり眉唾ものです。
ゴルフは英国発祥で紳士のスポーツと言われてきました。機能で差がないのだとすれば、たまには革製のゴルフシューズをビシッと決めてのプレーはいかがでしょうか?
さて私のゴルフの続き。時代遅れの「ファニーなスイング」と指摘され、一度は落ち込んでしまったのですが、『一度限りの人生!何もかも忘れてゴルフ三昧してみたい!』との決意で取り組み始めたのですから、そんなことで諦めてはいけないのです。
齢を重ねたせいで身体の柔軟性もなくなっていたこともあり、指摘されたファニーな大きなスイングをコンパクトなものに徐々に変えて行きました。
使っていたクラブもプロ仕様のものから最新式のお年寄り向けの物に変えました。
アプローチイップス(上手く動けなる症状)に悩まされた時期もありましたが、近くにあったアプローチ練習場に足しげく通い、なんとか克服することが出来ました。
それらのお蔭で、メンバーであるゴルフ場から当初目標としていたシングルハンデの称号を貰うところまで来たのです。今年になってからは更に上を目指そうと、はやりのGGスイングと言うのを真似てやっています。
朝一のティーショットで空振りするようなこともありましたが、そのニュースイングも夏場頃からは体に馴染んで来て、1ラウンドに5個のバーディーを取れたりするようになり、遂に10月10日にベストスコアの72で回ることが出来たのです。
ゴルフは本当に良いスポーツです。何より年齢において一番長く出来るスポーツだとも思います。ベストスコアを叩き出して間もなく、私が終生のライバルとして付き合った友が急死してしまうという悲しい出来事があり、彼の葬儀では、あの世でも一緒にゴルフを楽しもうぜと弔辞を読ませてもらいました。
私には次なる目標があります。①ベストスコアの更新②片手ハンデ(5以下)の取得③エージシュートの達成(年齢以下のスコア)
何よりも「体力の続く限り、ゴルフを続けたい」これが最大の目標です。
それは勿論、『当社製造のゴルフシューズを履いて』です。
完
ご精読ありがとうございました。
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