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ニューヨーク戦記Ⅰ

Caesar
 今度の私のニューヨークへのはじめての旅を一言で表すならば、是非この言葉を借りたい。
「来た・見た・勝った」

 但し、実際に戦ってまだ完全な勝利を収めたわけではないので、正確な最後の表現は、
「勝てそうな感じ」ってとこでしょうか。
しつこく現代(いま)風に言えば、
「行って来た・見て来た・って言うか、勝てるかも」
(俄然、軟弱さが隠せなくなってきました)
 
 今から約2050年前の古代ローマ。ライバル・ポンペイウスとの戦いに終止符を打ったカエサルは、低くはなかった鼻の持ち主・クレオパトラに肩入れし、エジプトの王位継承問題にけりを付けた後、さらに小アジアまで足を伸ばし、ポントス王・ファルケナスを破った。この時、元老院に送った戦勝報告が、かの有名な「来た・見た・勝った」であった。天才的な武人であり、政治家でもあったカエサルは、これ以前、ガリア(現代のフランス・ベルギー・スイス・オランダ)での戦いぶりを「ガリア戦記」として本国に伝えていた。その史料は後の歴史家に書く意欲を失わせるといわれた程の名著なのだ。カエサルは文筆家としても天才であった。

 話をニューヨークに戻します。
 今回のニューヨーク行きの目的はまだお教え出来ません。ゆっくりお話しします。しかし私は確かな目的をもって今回の旅に出たのです。、たんなる休暇の為に出かけていったのではありません。その証拠に今回は家内を同伴したのですから。
 旅券、宿泊先、少しは息抜きのオプションの観光のすべての手配を家内にまかせてありました。うちの家内は、ちょっとしたドライブでも立ち寄る道の駅毎に、すべてのパンフをカキ集めてくる程に、情報収集能力にかけては超一流なのです。カエサルにも付き従っていなかっただろうそんな天才的参謀を従えた私の旅は順風満帆にみえたのですが・・・。

 まず問題の第一は飛行機の中で発覚しました。ニューヨークの地図をしげしげと眺めていた家内は「あちゃーまずい」となにやらつぶやいています。機内で、いただいた赤ワインをゆっくり楽しんでいた私は「何、どうしたの?」と、まだ余裕の返答。
「どうも予約したホテル、場所が違っていた見たいで・・・」と彼女。
 ニューヨークといえばほとんどの機能をマンハッタン島が有しており、今回の戦いの場も、まさにその中に。
取り上げた地図でホテルの場所を確認すると、毎日訪れるであろう中心街までは、タクシーか地下鉄で通う事になりそうな距離であった。
 「ニューヨークのタクシーや地下鉄といえば・・・」
気が弱く、ストレスがすぐに胃に集中してしまう体質の私は、その後の機内食も半分しか喉を通らない。
「トホホ・・」これから先が思い遣られるのでした。

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コメント

こんばんは。
いつも楽しく読ませてもらってます。

今回の戦記、かなりの長編になりそうですね…
凄いオチを期待してます!

投稿: 巨匠 | 2006.04.11 01:11

なにやら凄いプレッシャー。
さては身内もののいやがらせ?

投稿: 管理者 | 2006.04.11 17:53

ニューヨーク戦記楽しみ!
文章の運び方が魅力的(^^♪
参考にさせていただきます。

投稿: tae | 2006.04.14 16:55

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