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2007年4月

神様降臨

ユダヤ教やキリスト教、イスラム教のように神様は唯一絶対創造主のみと考える一神教の世界。
一方、多くの日本人は八百万(やおよろず)の神様がいると信じています。
ここ米沢を中心とする置賜地域では草や木にも魂が宿ると信じ、沢山の草木塔なるものを建てました。

そんな風土の中でで育った私は、靴の世界にも魂が宿った
靴神様がいらっしゃると本当に信じています。

当社の歴史は長く、その間に幾度となく仕事が薄くなり、その都度経営が厳しくなりました。
『何か良い靴を作って業績を回復せねば!』と悩むこと数ケ月。
悶々と靴のデザインや新しい製法のことだけ考える日々が続きます。
すると不思議なことに靴神様が枕元に立ち
『こんな靴を作りなさ〜い!』とアイディアを教えてくれるのです。
そんなことの繰り返しで当社はなんとか65年以上の歴史をたもてているのです。

そんなわけで時々、当社で靴作りを学ぶ研修生に
「お前もまだまだだなぁ〜」
「靴神様が教えてくれないだろー」って話しています。

ところがここしばらく私の前に靴神様があらわれてくれません。
けっして経営が順調なわけではないのでそろそろまた新しいアイディアが必要なのですが…。

そんな中、先日行われた社団法人日本皮革産業連合会主催のデザインコンペ
JLIA LEATHER GOODS DESINGN AWARD 2007で
当社研修生・岐阜県出身の桑原和仁君の作品が
グランプリは逃したものの見事、靴部門賞を獲得するという快挙を。
結果はこちら!
http://www.jlgda.com/info/info_070309.html

こちらその現物写真『スニーカーを食べる靴』
Kuwabara


副賞に賞金10万円をいただけたので花見も兼ねてパーティーをして御馳走になってきました。
席上、毎晩夜遅くまで靴づくりに励み、研修4年目にして自信を深めて来た彼の姿になにやら後光が差しているような…。

『神様! ご降臨される場所違いますよ!』
私は、おもわず心の中で叫んだのでした。

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