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STリラックス・開発秘話 12

 10年にわたりドイツ・コンフォートシューズを売り続けて来た店主からいただけた、有難~いお褒めの言葉。でも実際は、何故褒められなければならないかも判明しないという複雑な心境。

 『まあ、当社が長年、真面目に愚直に靴作りを続けてきた結果だわな!』と根拠のない自信を持って、ならばもっと頑張って販売を強化しようと張り切っていた時に、またまた、とあるお方から連絡をいただくことになったのでした。そのお方とは、ここでは実名を挙げるのは差し控えるが、今までに10万人以上の足を診察し、外反母趾に悩んでいる女性から今や『カリスマ』としてあがめられているお方からの電話だったのです。

 「一度、是非お会いしてお話したい!」というものだった。

 その当時、頻繁にテレビのワイドショーなどに出演し、『外反母趾の何たるか?と、その治療法』を伝授していたお方である。私も当然知っていたし、その方からの『一度会いたい』の申し出ある。もちろん、すぐに飛んで行ったのであった。

待ち合わせ場所は、東京駅・八重洲口。近くに喫茶店を見つけ、そこでのお話となった。

 軽く自己紹介の後、二人にはコーヒーが運ばれてきた。すると

「貴方の所の靴は素晴らしいね!」とカリスマ先生。

「当社のSTリラックスの事でしょうか?」と私。

「おそらく貴方は、何が素晴らしいか分かっていないんでしょうね?」と先生。

「・・・・・」私。

するとおもむろに、そのカリスマ先生、コーヒーカップが乗っている白いお皿の淵を一緒についてきたスプーンでコツン・コツンと叩き始めた。2~3回叩いたのではない。同じリズムで何十回と叩き続けているのだ。私は心の中で

「何だ、このおっさん、何をおっ始めたんだ!」

「もしかして、このおっさんイラチ(関西の方言でイライラする人の事)!」

などと勝手に想像を始めた頃、

このカリスマ先生、お皿を叩き続けながらこう話し始めた。

「高橋さん!私がこれを続けていたら、どうなると思います」(カリスマ)

「・・・・・???」(私)

1時間や2時間では何も起こらないでしょうね!」(カリスマ)

「では、半年、1年続けたら?」(カリスマ)

「・・・・??」(私)

「では、5年?」(カリスマ)

「間違いなく、このお皿、粉々になるでしょう!」とカリスマ先生。

 

どうやらこのカリスマ先生、私に

『雨だれ石をも穿つ』の話を教えたいらしい!

 

このカリスマの話、続けます。

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